NACKED CITY

NACKED CITY観劇報告

花組青年館公演「NAKED CITY」見ました。
良いラブストーリを見た後は(映画でも劇でも)、
劇場を出てから思わず恋をしたくなりますね。
(臆面もなくこういうことを書くのも恥ずかしいのですが)
切ないときめきとか、久方味わっていないわくわく感とか
思い出して。
というわけで、見終わった後恋をしたくなるのが私にとっては
良いラブストーリで、NAKED CITYは久しぶりに「恋をしたくなる」
ほろ苦いラブストーリでした。

お話は、藤田和子の昔の宝塚を舞台にした漫画「ライジング」の
劇中劇に似ているんですが。
遠野あすか演じるデイジー・ミラーという女優。
スラム街育ちの不幸な過去を
「この現実は私が演じている世界なの」と
ガラス人形のようにマフィアのボスとの愛人生活を送っている。
恋人のニコラ・ダッチジ(愛音羽麗、みわっち)と逃亡を
企てるが失敗。
この恋人と見つめ合うあすかちゃんの瞳の可愛いこと!
少女の初々しさが、ガラスの美しさとの対比でなお一層。

主役のビリ−・フォッグ(写真家ウィジーがモデル。彩吹真央
ゆみこちゃん)。ゴシップ写真で生計を立て、人生の傍観者を
気取る。しかし、なかなか根は真面目な熱い青年である
(というかゆみこちゃんが、そういう風にしか演じられないのかも)
ディジーの硬質な美しさに心が惹かれるが、自分でも
その気持ちをもてあまし気味。
あすかちゃんを強引にダンスに誘うゆみこちゃんの
じれた抱きしめ方、無理矢理あごをあげさせる手つき、
つぼりました。
えーと、硬質な女の子と不器用だけど熱い青年の強引さって
感じに弱いんで。
Boxmanと確かに、テーストが似ているんですが、また別の
切り取られた「都会の恋物語」って感じで楽しめました。

とにかく、全員歌が歌えるって、なんだかすごいですね。
これで、5000円でいいのか?って思わずおもってしまった
(その前に全ツでがっくりしたので。爆)。
へなちょこ新米記者役の未涼亜希さんも歌になると
いきなり、すっごい朗々とした歌声(びっくりした)

マフィアのボスの矢吹翔さん、相変わらず格好良すぎ!です。

ところで、フィナーレショーのみわっちが、
2番手なのに(?っていっていいのかな)
ウィンクとばしまくり、ゆみこファンも委細構わず全ての女性陣を
見境なく、あみかけてさらっていたのが印象的。
別の意味でファン層広げたかも。
                           2004.6.14