ジャワの踊り子

ジャワの踊り子観劇報告

2004年6月1日に神奈川県民ホールで、宝塚花組全国ツアー
「ジャワの踊り子」を見てきました。
知らない方のために。全国ツアーは
宝塚を普段見る機会が少ない地方の方に見てもらう
ための公演です。演目は初めての方が見ても
「やはり宝塚ね」という華やかで
分かりやすいものが選択されているよう。
生オケでない、出演者が少ない、
銀橋がないと、やはり「小粒」感はありますが、
その分若手が頑張っていたり、
少人数のチームワークが良かったり、
地方独特のムードがあったりで、
これはこれで楽しいです。

で、「ジャワの踊り子」ですが、
これが「微妙〜」としか言えない。

インドネシアティストの衣装は、華やかで、踊りも
アクセントがあってムードたっぷり!
作品自体は、50年前初演の菊田一夫の名作。
でも、なんだかなー。悪くないけど、
すっごく良いわけでもない。

主演の春野寿美礼(おさちゃん)は、さすがに歌がうまくて
色気むんむん(巷で不評なターバンも私的には
凛々しくてok)、どうも孤軍奮闘。
歌える人なんだから、もっと歌わしてくれ〜!と舞台に叫びたくなる。
ヒロイン(ふづき美世)との演技がかみ合っていないからか。
いちゃいちゃシーンも、一人でナルシズムに
浸っているようにしか見えない
(ふーちゃん、ごめん!どう見ても君は「刺身のつま」状態でした)

敵役タムロン(蘭寿とむ:らんとむ)がお気に入りなので、
嵐の中での、おさとむ綱引き、とむ殴られおさ、とむ縛られ
おさなんかは、もっと嵌りそうだったのですが
(やはりらんとむは、この役をするには若すぎた?
おさあさなら間違いないく萌えた)、残念。
もっとも、らんとむラストの、滂沱の涙(鼻水を流しての大熱演)
「黙して語らず」姿は感動的。

出番が多いヒロインの弟で革命家のオースマン(華形ひかるくん)、
可愛いんですが、歌が...、演技が....。
オースマンの恋人(桜乃彩音ちゃん)、
お顔はきりっとしていてインドネシアの衣装もよくお似合いで
美しかったのですが、やはりお歌が....
(彼女、男役ができそうなくらい背が高いですね)。
歌えない人が目立って歌うシーンが多かったので、
苦しかったですね。
華やかで演技力のあるおさちゃんの一人芝居?という位の
感じでも良かったのでは。
 
 おさちゃん、最近「作品にあたっていないなー」としみじみ
思いながら、横浜の夜は更けたのでした。